オオヤマレンゲ
(モクレン科 モクレン属)
落葉低木
学名:Magnolia sieboldii
[rt09]







オオヤマレンゲは,古く花壇地錦抄(三代目 伊藤伊兵衛,1695)にあげられており,また地錦抄附録(四代目 伊藤伊兵衛,1733)によれば延宝年間(1673?1680)に江戸に栽培用として持ち込まれた。その後,岩崎灌園は草木育種(1819)と本草図譜(1828)で,雄〓の色に紅白の2種類があるとしている。オオヤマレンゲの名は大峰山に生えているため,つけられたということなので,日本に自生していることは,当時すでに知られていた。伊藤圭介は栽培されていたオオバオオヤマレンゲの標本をSIEBOLDにわたしたが,ラベルには日本の高山に自生と書かれている。

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