レンギョウ
(モクセイ科 レンギョウ属)
落葉低木
学名:Forsythia suspensa
[rt05]









レンギョウは中国原産の落葉低木。早春に咲く樹木としてよく目立ち、公園や庭園などに植栽されている。中国でもよく路側帯などに植栽されており(当然であるが)、春をいろどる植え込みの1つとなっている。花弁は4枚。幹は中空であり、レンギョウウツギとも呼ばれる。
繁殖力が旺盛で、よく繁る。樹高は1〜3メートルまで育ち、半つる性の枝は湾曲して伸び下に垂れ、地面に接触すると、そこからも根を出し新しい株が出来る。枝は竹のような節を持つ。また、枝の髄が早期に消失するため、節の部分を除いて中空になる。(このことから“空の木”、レンギョウウツギ(連翹空木)という別名が付いた。この呼称は最初、本来の連翹(トモエソウ)との誤用に気付いた時、区別するために使われた。)
まだ葉が芽吹く前の早春(3〜4月頃)、2〜3センチの黄色い4弁の花が、細い枝に密に多数開く。その花が咲き終わる頃、入れ違うかのように今度は、緑色の葉(長さ3〜10センチ、幅2〜5センチの長卵型。葉先は鋭尖で、葉縁にまばらな鋸歯がある。)が対生に芽吹き、それが秋になると濃緑色、概憤色(くすんだ黄緑色)、紫色と順に変色し、最後に落葉する。付いた果実は漢方薬(下記参照)として用いられる。

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