ハナミズキ
(ミズキ科 ヤマボウシ属)
落葉高木
学名:Benthamidia florida
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ハナミズキは昔、アメリカヤマボウシと呼ばれ、植物園に植栽されている程度であった。近年はハナミズキとして広く庭園、街路樹などとして植栽されるようになってきた。種小名のflorida に示されているように、アメリカの東部海岸からメキシコにかけて分布する。ワシントンのポトマック河畔に植栽されているソメイヨシノの返礼として日本にもたらされたことは有名である。
ヤマボウシに似ているが、ヤマボウシが展葉した後に花開くのに比べ、まず花を開く点、花弁のように見える総苞片の先端がくぼむことで容易に区別できる。紅色を帯びるものはベニバナハナミズキと呼ばれる。白花に比べてやや樹勢が弱く、生長に時間がかかるためか価格はより高価である。
日向を好む。樹高は5〜10メート程度まで育つが、成長が比較的遅く、放っておいても樹形が整いやすいため、一般家庭では育てやすい。シンボルツリーにもなりやすく、より野生味を出すには株立ち(地上部から幹が数本に分かれて出ている株)のものを選ぶと良い。剪定は特に必要ないが、限られたスペースで育てる場合は、落葉期に、長く邪魔になった枝を、分枝している箇所から切り取る程度とする。

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