サツキ
(ツツジ科 ツツジ属)
常緑低木
学名:Rhododendron indicum
[jt08]











山奥の岩肌などに自生する。サツキツツジ(皐月躑躅)などとも呼ばれており、他のツツジに比べ一ヶ月程度遅い、旧暦の五月(皐月)の頃に一斉に咲き揃うところからその名が付いたと言われる。
ツツジ類としては葉が固くて小さく、茎には這う性質が強い。本来は渓流沿いの岩の上に生育し、増水時に水をかぶっても引っかからないような低い姿勢で生育していたものと思われる。山間部の農村では、棚田の段差部の石垣に生えることもある。草刈りにも強く、石外の間に根を下ろし、背の低い群落を形成し、初夏に一面に咲いていたという。
園芸においては通常(特に品種を問わない場合)は、原種に近い「高砂」「大盃」等の品種が多く用いられる。生け垣や道路の植え込みなど、日本国内では最も多く用いられている庭木だという統計もある。

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