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山採り樹木による外観差別化

はじめに

住宅建築業界の皆様、ダイレクトメールからのご訪問を誠にありがとうございます。ダイレクトメール本文でも申し上げたとおり、5分間だけお付き合いいただきたいと思います。

最初に、弊社のご紹介をいたします。 弊社は、有限会社溝口農園といいまして、安佐北区安佐町飯室に位置しております。造園材料のおもに造園樹木を、造園業者様、外構業者様に卸売りしております。

緑化業界、造園業界とも、住宅建築業界と同様に、需要が落ち込んでおりまして、落ち込んだ業界に発生する二極化が進んでおります。
ご存知のとおり二極化は、中間領域が淘汰され、低付加価値で価格が安いものと、高付加価値で価格が高いものに分かれる現象であり、付加価値のない商品は低価格化が進んでいきます。

そこでこのたび、高付加価値の商品開発を模索するなかで、山採り樹木に焦点を当てることにいたしました。山採り樹木は文字通り山々から掘り出してくる植木で、その供給量が限られており、そのなかでも樹形の整ったものを仕入れることは困難なモノです。

その山採り樹木を充実させるがため、昨秋と今冬の2回にわたり、2泊3日で北関東まで仕入れに行き、この目で樹形を確かめながら買い付けを行いました。
また、造園会社・外構会社様の利便性を考え、「山採り樹木ブログカタログ」を制作することになりました。これは仕入れた山採り樹木を1本1本写真撮影して、ブログ上にカタログのようにアップしたものです。

ところがカタログ制作にあたり少しだけ深く考えてみますと、現在の住宅エクステリア市場においては、住宅建築業者様のシェアが大きく、「造園・外構業者への案内だけでは、エンドユーザーまで山採り樹木が届かない」と気づきました。
住宅建築業者の皆様へご案内を行い、エンドユーザーのもとまで山採り樹木が届くことにより、我々の苦労が報われる。そのように考え、このたびのダイレクトメールをお送りさせて頂きました。

山採り樹木による、外観のワンポイント修景は、景観的に優れており、その建築物の価値を引き上げると考えております。また現状では、実施されている物件が少ないため、独自性を打ち出せ、差別化につながると考えます。

ぜひこの機会に、山採り樹木によるワンポイント修景をご検討ください。




山採り樹木とは

耳慣れない単語であろうかと思われます、「山採り樹木」について簡単にご説明差し上げます。

現代において一般に流通している造園樹木は、平地の植木畑にて栽培されたものです。この生産方式は高度成長期において実施されてきた、大量・大規模な国土開発での需要に必要とされる、同じ品質・形状の樹木を、大量に生産するためにとられた方式です。
そのため野山のような環境のなかで、自然に育っている樹木とは異なり、人の手が加えられ、自然環境化ではあり得ない形状をしているものも多く存在します。その特徴は次のとおりです。

1.挿木・接木(クローン)により生産されることで、どの個体も同じDNAを持ち、その形状が似かよる。
2.植木畑で生産されることにより、日照を十分に浴びて育つため、幹が直立して下枝が多く残る。
3.剪定などにより、本来植物がもつ固有の樹形とは異なる形状に仕立てられる。
4.株立ち樹木は、伐採された樹木がその根株から二次成長したものではなく、苗木の段階で何本か寄せて作られた株立ち風となっている。(寄株)
5.人の手で雪を降ろしてもらえ、大きく成長できるだけのスペースをとって植えられるので、横に広がった樹形を持つ。


しかしながら、高度成長期以前には、このような生産方式はとられておらず、山に自生している樹木を掘り取って利用していました。この手法は生産者(採集者)の肉体的労苦が大きいうえ、その生産量(採取量)には限りがある方法です。

現代では、この山で採った樹木を「山採り樹木」と呼び、畑で育てた養成木とは明確に区分しています。なぜならば、山で育った樹木は、次のような特徴があるためです。

1.周囲の樹木に日光を遮られるため、幹が細く長く伸長する。
2.山の斜面にあわせて幹が曲がる。雪の圧により大きく曲がることもある。
3.薪を取るために伐採された樹木が、二次生長して株立ちとなる。(本株)
4.雪や周囲の植物の影響により、枝が広がらず直立する。
5.生産をコントロールできないので、希少性がある。

これらの特徴は、畑で促成栽培された養成木には無い特徴であり、自然風な景観を創り出すうえで欠かせないものとなります。障害の少ないなかで成長した養成木の太く強い枝振りでは、自然の持つ繊細なイメージを表現することができないのです。


また、仕入にも苦労をいたします。1本1本の樹形が異なる山採り樹木なので、実際に自分の目で見て価値を判断しなければなりません。産地である北関東を訪問して、時間をかけ1本1本吟味いたします。電話1本で入手できる養成木とは大きく違います。
新幹線を乗り継いで赴き、掘り出してある山採り樹木を見て歩き、ナンバーリングして価格交渉を行い、トラックの手配、入荷・荷降ろし、剪定、仮植と、大きな手間と労力がかかります。
皆様には関係のないことではありますが、少しだけ知っておいて欲しいと思います。



【市場の写真または山採り樹木の写真】

建築物正面のワンポイント修景

やはり住宅建築の顔は、玄関や門などの正面になると思います。景観的な要素から考えると、建築物の正面は重要であり、その見栄えは住宅建築の価値を左右すると考えられます。

そこで、建築物正面を山採り樹木により修景することをお勧めいたします。山採り樹木によるワンポイント修景は、比較的費用が少なく、大きな効果を発揮してくれます。
何か気の利いた、見栄えの良い工作物を作成すれば、簡単に30万程度の費用がかかると思います。また製作日数も1週間程度は必要となり工期を圧迫します。
その点、山採り樹木による修景であれば、購入した山採り樹木を持っていって植えるだけです。費用もブログカタログに掲載されている費用の80%(卸売価格)だけで済みます。[枯らさないためには土壌改良を施してください。材料費は大きくありません。]

また、山採り樹木による修景事例が少ないため、独自性を打ち出せ、貴社住宅の差別化へと繋がります。
実はこのWEBページに掲載されている写真は、全国の造園・外構業者のWEBサイトから探したものですが、このような写真を集めるのにも苦労したくらいで、全国レベルで考えても施工例が少ないようです。


住宅正面の外観に、自然樹形の山採り樹木を沿わせることにより、グッと建物が引き立ってきます。その施工例を画像にてご紹介いたします。










中庭での利用

山採り樹木は、中庭での利用でも力を発揮いたします。枝ぶりが映えるシチュエーションでは、その自然な枝の流れ方に視線がとまります。これはもう、養成木では絶対に出せない味わいです。












おわりに

山採り樹木についてご案内させて頂きましたが、山採り樹木についてどのように感じられましたか。あまり影響力は大きくないかもしれませんが、「住宅建築の差別化」の一手法になりえると、我々は考えております。

もしご興味が生まれましたのなら、ブログで展開しております「山採り樹木ブログカタログ」をご一覧ください。ブログカタログの使い方は、左袖にある「ブログテーマ一覧」から樹種と高さを選択して、「次ページ」で先に進むようになっております。
購入を検討したい山採り樹木を見つけられた場合や、ご質問がある場合には、「造園材料の卸売なら「溝口農園」まで」の「地図・連絡先など」に掲載されている電話番号までご連絡ください。誠実に対応させていただきます。

またコンタクトの際には、住宅建築業者であることを最初にお申し付けください。なぜならば私どもは普段、植木のことを知っている造園業者様とお付き合いしており、住宅建築業者様とお付き合いしたことがございません。何かと不便をお掛けすることがあろうかと思いますので、予め住宅建築業者ということをお知らせ願います。


皆様からのご連絡を、楽しみにお待ちしております。

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